【フィルム散歩】ペトリカラー35/Kodak ColorPlus 200/モノクロMARIX 400 EI200
こんにちは「Kio」です。
先日新たにやって来た「ペトリカラー35」
とても気に入っていつもバッグに入れている。
そのおかげでフィルムの消費が捗って捗って、、、、、フィルム代がヤバイ事に、、、
ただ今まで常時携帯するカメラとしては「ローライ35」をメインにコンパクトカメラは持ち歩いていたんだけど、このペトリカラー35はちょっと使い勝手が違うから使いこなすのにちょっと慣れは必要そう。
と、いう訳でペトリカラー35でカラー1本、モノクロ3本と、沢山散歩スナップして来たので写真多めで見て貰おうと思う。
是非最後までご覧ください。
PETRI COLOR 35/Kodak ColorPlus 200
まずはカラーから。
この日は天気も良かったので「ROLLEICORD Ⅳ」と共に持ち出し海方面へスナップへ行って来た。
天気は良かったんだが、めちゃめちゃ寒かった、、、、
砂浜で落書きしてみた
平日昼間の砂浜で棒切れ持って何か書いて、それをカメラで撮っている怪しい人、、、
天気はスカッと晴れてくれたけど、風邪がそこそこあってめちゃ寒かった
波の形のテトラポット
水門
冬の海って澄んでいて綺麗だよね
二枚貝
めちゃめちゃ貝が落ちてた
流木もとりあえず撮っちゃうよね
場所を漁港へ移動し逆光で一枚 ペトリカラーやっぱり逆光に比較的強いみたいだ
これも逆光
光がキラキラ海面に反射している
こういうボートで海に出るのめちゃくちゃ怖いよね
漁港の市場では競りのベルの音が鳴り響いていた
漁港近くの倉庫?の扉
ここから別日 梅も良い感じ
夕方
最後の一枚は夜 開放F2.8で撮影
カラーでの散歩スナップを見て貰ったんだけど、やはりペトリカラー35はアッサリ目の発色。
余りコダックらしい色味では無い気もするが、コントラストは申し分ない。
いつも使っているローライ35と比べて被写界深度も少し違っていて操作が大分違うので慣れるまでに少し時間は掛かりそうだけど、大きなピント外しも無く大体このカメラの露出の癖なんかもわかって来たので気軽にどんどん使って行けそうだ。
モノクロMARIX 400 EI200
ここからはモノクロフィルム。
ISO400として撮影しちゃうとペトリカラーでは日中野外はキビシイのでEI200として撮影してみた。
3本撮った内の1、2本目は静止現像でそれぞれ時間を変えて処理をしている。
「ロジナール静止現像」1+100 22℃60min
この写真もやや黒いツブツブが出ている、、、結露でもしたのだろうか?
今回の60分静止現像分は久々に目立つムラが出てしまった
砂浜の模様って凄く良い
ド逆光だったが頑張ってくれている
次はロジナール1+100 23℃ 45min 静止現像での処理。
天気も良かったので朝から散歩
おばあちゃんになっても相変わらず散歩は大好みたいだ
オヤツを待つときだけやたらおりこうさんに、、、
オヤツが欲しい、、、まだ?
この空の黒いツブツブは何だろう、、、
これも黒いツブツブが目立つ、、、
3本目は通常の撹拌現像処理 ロジナール1+25 24℃ 5min (30/30/2)Y2フィルター使用
Y2の効果でコントラストがしっかり出ていて、空は粒状感多め
高所作業中
やっぱりY2フィルター好きだ
僕のOM-2N、、、、
多目的ホールでアートの展示していた
ここまで全てモノクロMARIX400EI200での撮影だけど、それぞれ処理方法を変えながら撮ってみた。
こうしてみると粒状感、明るさ、コントラスト等それぞれ違うのが良くわかって頂けるかと思う。
1,2本目は「静止現像」だったが、1本目はネガの濃度も濃く、やや過現像気味で現像ムラも出てしまった、、、
反省を活かし、2本目は60分→45分に時間を短縮してみた。ネガの濃度は余り濃すぎる感じではなくなったのでEI200の場合は45分位が良い感じだと思う。
しかし、1本目、2本目共に黒いツブツブの様な物が、、、、これは一体何だろう???
結露?カビ?カブリ?
3本目は久々の「撹拌現像」をしてみた。
Y2フィルターを使ったという事もあり3本の中では一番コントラストも付いてくれたが、粒状感も一番多く出ている。
静止現像の効果の一つに「粒状感の改善」があるんだけど、こうして比べるとやはり粒状感は静止現像の方がやや有利に感じた。
でもロジナールでの現像がそもそも「粒状感多め」になるので微粒子を求めるならロジナール以外の現像液で処理した方が無難かな。
Y2フィルターの効果で減感現像時のコントラストの低下を補うと共に、最速SS1/250のペトリカラーでもISO200や400のフィルムが使いやすくなるので良い。
そして、コントラストを付けすぎたく無い時やカラーの時はNDフィルターを使うと良いだろう。
ペトリカラー35のフィルター径40.5mmの物が使える。
上記は可変NDフィルターで1段~5段までシャッタースピードを遅く出来るが、余りシャッタースピードを下げ過ぎて絞りを開けてしまうと目測機としては使いづらくなってしまうので実際は可変NDでは無く「ND2(SSを一段下げられる)」が実用的でおすすめ。
そしてペトリカラー35は露出計がレンズ前面に付いているのでY2フィルター等の露出が変わるフィルター等を付けた場合その変化を考えずとも良いのも中々使いやすかった。
しかし、これは「内臓露出計がそれなりに正確である」必要があるのでそこは注意して欲しい。
今回の3本目のモノクロ写真はペトリカラー35の内臓露出計通りに撮影を行った。
実は購入した時は内臓露出系がずれていたんだけど、トップカバーを外してちょいちょいと半固定抵抗を弄って1.5Vでも適正な数値が出る様にしたんだけど、概ね上手く行っているみたいで安心した。
最後に
我が家にやってきて毎日持ち出して使っているが、やはりこのカメラって
「使いやすい」と「使いにくい」が混在しているカメラだと思った。
しかし操作的には特殊な事は無く、むしろ現代のデジカメの様なダイヤル配置はとても直感的に操作は出来るのは大きなアドバンテージ。
いつものバッグにポンと放り込めるサイズ感と相まって持ち出すのが楽しくなるカメラだ。
もうすぐ「アラ還」の古いカメラだけどまだまだ現役で活躍してくれそう。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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