【モノクロ現像データ】FOMAPAN 200 /D-76 1:1 スナップ 作例
こんにちは「kio」です。
ここ数日「コダックハーフカメラ爆速レビュー」記事の反響が大変多く、沢山の方々に見て頂いています。
このカメラ既に売り切れ続出の様ですね。
一応リンクも貼っておきますので気になる方はこまめにチェックしておくといいかも知れません。
そして既にフリマサイト等で「転売ヤー」が出品していました、コダックハーフカメラの適正価格は7,200円〜8,000円程ですのでお気を付け下さい!!
さて、今回は「フォマパン200」での現像データです。
フィルム、現像液別の【モノクロ現像データ】はこちら。
まずはフィルムの特徴や値段等。
FOMAPAN 200の値段、特徴
フォマパン200は【チェコのフォマ社】で製造されているモノクロフィルム。
フォマ社は「フォマパン」の名前でISO100、200、400のフィルムを製造してます。
その他フィルムも製造、販売しておりますが日本で流通していて購入しやすいのは【FOMAPAN】シリーズです。
フォマ社はOEMも受けており、「Arista EDU ULTRAシリーズ」なんかも中身は【フォマパン】と言われていますね。
モノクロフィルムで箱に「made in Czech Republic」等と書いてあれば、そのフィルムは【フォマ製】だと思って良いと思います。
僕は長巻で購入しましたが、執筆時点の2022年7月6日時点では国内では長巻は全て売り切れになっていました。
長巻だと1巻9,000円~10,000円位で販売されています。
値段は「みらいフィルムズ」さんでは36枚撮り5本で3,320円。
ということは一本あたり644円と、他のモノクロフィルムに比べ安く購入出来ます。
その他かわうそ商店さんなどでも取り扱いはありますが、一本単品だと900円ほどしますのでまとめ買い、若しくは長巻での購入が良いですね。
長巻は今売り切れになっていますが約9,000〜10,000円位で購入出来ます。
特徴は以下の説明をご覧下さい。
『フォマパン200 クリエイティブ』は、全色光に感光する撮影用白黒ネガフイルムです。
低い粒状度、高い解像力と輪郭鮮鋭度、広いハーフトーンレンジがあります。
ISO 200 の公称感度がありますが、その広い露光幅により 1 EV (露出値) (ISO 100 相当)の過露光または、
2 EV (ISO 800 相当)の露光不足でさえも写真処理工程を変えることなく
(例えば現像時間を延ばしたり、現像温度を上げることなく)良い結果が得られます。
焼付けや引伸しをするためには、エクストラブロムやフォマスピードタイプの引伸し印画紙を推奨しますが、
どんなタイプの引伸し用印画紙でも使用できます。
フォマパン200フィルムは、高度で現代的な平板粒子技術で作られています。
みらいフィルムズ商品ページより
説明にあるようにこのフィルムは【平粒子】=【T粒子】の技術を使って製造されています。
コダックのT-MAXや富士フィルムのアクロスⅡ、イルフォードのデルタシリーズが【平粒子】のフィルムですね。
【平粒子】の特徴は一言で表すと、超微粒子でシャープ。
勿論この特性は使う現像液、希釈率等で変わっては来ます。
次は現像データ。
撮影機材
- PENTAX LX 後期
- PENTAX-M 50mm F1.4
使用フィルム 薬品
- FOMAPAN 200
- Kodak D-76
- FUJIFILM スーパー富士フィックス
- FUJIFILM QW
- FUJIFILM DW
現像データ
- D-76 1:1 23℃ 8‘00 (60/60/5)1秒に1回撹拌の速めのペース。
- スーパーフジフィックス5‘45
- 水洗い
作例
フォマパン200を使った感想
このフィルムは長巻で購入していたのでまだ余り使いこんでいませんので、レビューはあと数本色々試してから書いて行きたいと思っています。
が、ファーストインプレッションとでもいうのでしょうか、取り合えず1本現像した時点で感じたこと。
まず、今回の撮影条件は「曇り」
- 粒子感は「T粒子」のフィルムにしては多め。
- シャープネスは使うレンズ、現像液で変わるが、今回のペンタックスレンズでは余りシャープさは感じない。
- 快調はそこそこ出ているように感じるが、アクロスⅡやT-MAX程ではない。
- コントラストは普通。
1本目を使った感想はこんな感じ。
主に、曇りでの撮影だったのでまずこんなものかな?という感じでしたが、個人的に黒の締りがもう少し欲しいですね。
現像時間はほぼ標準を参考に処理しました。
コントラストを付けたかったので撹拌をいつもより速め、強めにしましたが、結果を見る限りそんなにコントラストは強く出ていませんね。
只、全体的に「暗い」雰囲気になっている気がします。落ち着いたトーンとでも表現すればいいのでしょうか?
ちょっと癖がありそうなフィルムに感じました。
さいごに
今回はチェコ製のフィルム「FOMAPAN 200」の現像データとファーストインプレッションを書いてみました。
今現在購入できるモノクロフィルムの中では安い部類に入ると思いますので、今後も常用フィルムとして使えるように、しっかりこのフィルムを使いこなして、早く好みの現像データを見つけたいですね。
フォマパン200のデータシートリンクです。チェコ語?ですが各現像液の時間などはお分かり頂けると思います。
最後まで見て頂きありがとうございました。