チェコ製モノクロフィルム「FOMAPAN 100 Classic」使ってみた/作例
こんにちは「kio」です。
まんまタイトル通りですがモノクロフィルム「FOMAPAN 100 Classic」を長巻で購入しましたので使ってみました。
実はこのフィルム、かなり昔に一度使ったことがありますが、データも残ってなく、写りも全然覚えてませんので、実質、初「FOMAPAN 100」です。
この記事では「FOMAPAN 100 Classic」の購入方法、値段、ファーストインプレッション、作例等書いて行きますので是非最後までお付き合い下さい。
「FOMAPAN 100 Classic」について。
モノクロ好きならおそらく聞いたことがあるであろうチェコの「FOMA社」から発売されているISO100の黒白フィルム。
【特長】
『フォマパン100 クラシック』は、全色光に感光する撮影用白黒ネガフイルムです。
低い粒状度、高い解像力と輪郭鮮鋭度、広いハーフトーンレンジがあります。
ISO 100 の公称感度がありますが、その広い露光幅により 1 EV (露出値) (ISO 50 相当)の過露光または、
2 EV (ISO 400 相当)の露光不足でさえも写真処理工程を変えることなく
(例えば現像時間を延ばしたり、現像温度を上げることなく)良い結果が得られます。
焼付けや引伸しをするためには、エクストラブロムやフォマスピードタイプの引伸し印画紙を推奨しますが、
どんなタイプの引伸し用印画紙でも使用できます。
みらいフィルムズさんHPより引用
以前レビューを書いた「FOMAPAN 200」の兄弟の様なフィルム。
しかし、「兄弟」といっても本物の人間の様に性格が100と200では全く違うフィルムなんです。
200が「社交的で、優等生」、この100は何て言いますか、
「暴れん坊で不器用」という印象。
100の方は「じゃじゃ馬」とも呼ばれているらしいです。
そして、200は所謂「T粒子」を使っているフィルムで、100は昔ながらの「旧乳剤」を使用しているフィルムです。
この200と100の描写や、使い勝手等はもう少し100を使ってみてから、改めてレビューを書いて行こうと思っていますので、もう少々お待ち下さい。
FOMAPAN 100の購入方法と値段
冒頭でも書きましたがこの「FOMAPAN 100 Classic」は長巻100ft缶で購入しました。
長巻だと取り扱いが有るのは
- 「SILVER SALT」さん
- 「かわうそ商店」さん
- 「みらいフィルムズ」さん
あたりが取り扱っています。
上記店名をクリックすると「FOMAPAN 100 Classic」の商品ページに飛びます。
記事を書いている2022/9/27現在では「SILVER SALT」さん、「かわうそ商店」さんに在庫はあるようです。
そして、今回は「かわうそ商店」さんで9,300円で購入しました。
かわうそ商店さんは基本送料無料ですので上記にあげた3店の中で実質最安値ですし、更にポイントが付くのでとてもお得に購入する事が出来ます。
そして、この長巻を「フィルムローダー」でせっせと巻き巻き。。。。
36枚撮り18本と半端1本が取れました。
長巻1本9,300円で18本取れたので
9300÷18=516
36枚撮り1本516円とかなりコストも抑えられますね。
因みに上記の3店では「FOMAPAN 100 Classic」36枚撮り1本から販売していますが、沢山使う方は絶対長巻での購入がおすすめです。
↓フィルムローダーの使い方も書いてますのであわせてどうぞ↓
作例
では作例を見て頂きます。
Nikon F100、AF-S Nikkor 50mm F1.8G
Kodak D-76 1:1 20℃ 10’00(30/30/2)での処理。
福島県いわき市にある「湯本」へふらっと撮影に行って来た時の写真です。
スキャン後無補正。
ちょっと作例多めです。
FOMAPAN 100 Classicを使ってみたファーストインプレッション
噂では「白は飛び」「黒は潰れ」「じゃじゃ馬」等と書いてあるのを沢山みましたが、確かにハイライトは飛び気味になりやすい感じです、シャドーはなんとか持ちこたえている感じもしますね。
今回Y2フィルターは使っていません。
ラチチュードはそこまで広くは無い印象で、シャープネスは高め。
粒状感もISO100にしてはある方かな。
コントラストもやや高めだとは思いますが言われているほど高くもないと思いました。
でも「じゃじゃ馬」って程ではないかな。
というのが僕のファーストインプレッション。
「ローライスーパーグレイン現像液」等の補正効果がある現像液で処理したらまた結果は変わってきそうなので試してみたいですね。
スーパーグレインで上手くいけばハイライトの飛びを抑えつつ、シャドーも諧調を出せそうな気もしますが、まずやってみないとですね。
噂に聞いていた様にそこまで「じゃじゃ馬」感は今回の現像分では余り実感出来ませんでしたが、ハマった時にはとても凄い写りになると思いました。
値段もお手頃ですし、ポテンシャルはかなり高そうな感じはしますので、沢山使って、色々な処理を試してみようと思います。
最後まで見て頂きありがとうございました。