【フィルムレビュー】【カラーネガフィルム自家現像】MARIX AirColor100(120)
こんにちは「kio」です。
先日僕のツイッ、、、X(いまだにXって慣れないね)でもつぶやいたんだけどマリックスフィルムから待望のブローニーのカラーネガフィルム「MARIX AirColor100」が発売された。
今回もマリックスフィルムの社長の肥田さんからサンプルとしてこの「エアカラー100」を送って頂いたので「フィルムレビュー」をしていきたいと思う。
マリックスさん!いつもありがとうございます!!
是非最後までご覧ください。
エアカラー100(120)の中身、購入方法と値段
この120のMARIXエアカラー100なんだけど、以前からマリックスで発売されている
「マリックスエアカラー100」のブローニー(120)判との事。
という事は中身はKodakの航空機用スチール写真用フィルム「Kodak AERO COLOR Ⅳ」という事になるみたい。
まだテスト販売で今回は割と少量の入荷らしい。
売れ行きが良ければ追加で作って定番としてラインナップするようだ。
パッケージはマリックスでは定番の「エコパック」
このエコパックはアルミの袋で真空パックしているもの。
この真空パックって、一番の目的は「輸送コストの節約」なんだけど、それ以外にも「アルミ真空パック」にする事で「遮光性の向上」や、冷蔵庫や冷凍庫で保管するときなんかも「湿気もカット」出来たりとめちゃめちゃ良いと思う。
何より見た目もフィルムっぽくない感じでなんだかオシャレにすら見えてくるよね(僕だけ?)
写真店なんかも商品を陳列する際に、このエコパックだと袋上部に穴を開けて「吊り下げ」て陳列出来るし、今まで日本ではなったようで無かった、目からウロコな仕様だと思う。
購入方法は基本マリックスの公式オンラインショップやメルカリの公式。
値段は120フィルム1本2,500円→2,000円
【MARIX エアカラー100(120)公式オンラインショップ販売ページはこちら】
複数の購入では割引アリ
社長の肥田さん曰く、「本当はもう少し安く出したかったけど、円安で、、、」との事。
実際1本2,000円って決して安くは無いけど、今この時代に新しい120のカラーネガフィルムが使えるとは思っていなかったので純粋に嬉しい。
フィルムの仕様について
この120エアカラー100なんだけど、裏紙はリサイクルを使っている。
なので、フィルム毎に裏紙が違うみたいだから現像に出す際はエアカラー100に付属している「シールラベル」で留めた上で、現像所にもちゃんと「マリックスのエアカラー100」「C-41現像可能なスチール写真用のカラーネガフィルム」って伝えるとイイと思う。
作例
ここから作例なんだけど、実は肥田さんから送られてきたのはこのエアカラー100だけでは無く、僕が最近使い始めた「MARIX C-41現像剤12本用粉末タイプ」の「現像剤」も2袋一緒に送ってくれた。
これの意図する事は、、、、
「この現像剤(MARIX C-41)現像剤で現像してね!!!」
って事だろう、、、、、
なんてことは肥田さんは言ってないけどww
送ってくれる時に一緒に「現像剤も一緒に送らせて貰いますから、お使い下さい」と言われていたw
まぁ、でもこれが大人の「忖度」ってヤツだ、、、、
使い方も大分慣れてきているしせっかくだから「MARIX C-41」で自家現像してみる事にした!
※僕が勝手に言っている事で、使用を強要されている訳ではございませんw
現像データ
使用カメラ:ROLLEICORD Ⅳ
使用現像液:MARIX C-41現像キット12本用粉末タイプ
スキャン:EPSON GT-820自動
使用現像タンク:パターソン現像タンクPTP115
現像処理:9本目現像38℃ 4´18秒(30/30/4)5秒で4回転位を撹拌棒にて回転撹拌
漂白処理:38℃ 7´10(30/60/4)
漂白処理:36℃ 5´10(30/60/4)
フィルム1本分12枚作例
スキャン後明るさ調整のみでその他スキャン自動無補正。
フィルム1本分12カットの作例。
試し撮りは駅前からスタートして、駅裏のいつもと違う公園周辺へ行って来た。
いつもの駅前の飲食店街。
秋晴れで雲も殆どないすっきりした空だった
青い空にごちゃごちゃした電線が映えるね
馴染みのネコさんを探して細い路地を歩く
ここからのカットも良く撮っている
メープルシロップが「トロ~」ってなってる所撮りたかったけど間に合わず、かけ終わった瞬間だった
しれっと僕のNikon 90Xを使っている奥さん、、、、
ちょっと手振れしてるね、、、
駅ビルの中で一枚撮影し、今度は駅裏の大きな池がある公園付近へ
自転車撮りがち
大きな池周辺の遊歩道を歩く
この小さな浮島みたいなところで鴨が羽根休めしていた、けどこの写真には写って無いw
水面への写り込み。水の揺らぎでなんだか油彩画みたいな雰囲気になった
エアカラー100(120)を使ってみての感想
作例12カット1本分見て貰ったんだけど、まぁまぁ現像もうまくいった気がする。
9本目でも特に大きな破綻もなく発色しているから、この現像液の推奨処理本数12本迄普通に使えそうだ。
一つだけ気を付けて欲しい事なんだけど、自家現像でリールにフィルムを巻く時に、このエアカラー100(120)が裏紙にテープ止めてあるんだけど、一般的なモノクロなんかは手でこのテープ止め部分はちぎれるけど、このエアカラーのテープは手じゃ切れない感じだったから、ダークバッグにハサミは最初から入れておかないと慌てる事になる←実際僕は大いに慌てたよw
その他は自家現像していて特に気になる点も無く、通常の一般的なカラーネガと同じ扱いで大丈夫。
色味も135のエアカラー100や中身が一緒のサンタカラーと同じような傾向で、青はスッキリした感じで好きな色味だ。
コントラストも程よくついてくれているし、高精細な写りは流石ブローニーフィルムだと思う。
今回は自宅で家庭用フラッドベッドスキャナーでのデータ化だったので、業務用のスキャナーだとまた少し違った色味になると思うし、フジフイルムとノーリツのスキャナーでもまた違う。
最後に
今回は送って頂いた新発売の120フィルム
「MARIX AirColor100」
を同じMARIXのC-41現像剤で現像してレビューしてみた。
以前カラー自家現像をやっていた時は液温の管理や、色の再現性やコストの問題ですぐにやらなくなったんだけど、このマリックスのC-41現像剤は今の所安定して使えているし、現像結果にも概ね満足。
そして、僕が以前カラー自家現像していた時と比較するとコストも大幅に安くなっているのでとてもありがたい。
と言っても10数年前と比べて現像代が高くなったからそう思うんだけどね。
これから紅葉の季節になってくるし、現像剤も頂いたので、色がある季節の内にこれからもカラー自家現像ネタが多くなりそうだ。
後は何とか円高になって少しでも金額が下がってくれるのを願うばかりだ、、、
最後まで見て頂きありがとうございました。
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