[モノクロ現像データ]Lomography Lady Grey 400/D-76 1:1 作例 スナップ
こんにちは「kio」です。
今回は今もカラー、モノクロフィルムを販売している「Lomography」よりモノクロフィルム「Lady Grey B&W 35mm ISO 400」を使って撮影、自家現像したときの現像データと写真です。
このフィルムは半年程期限切れしていたのを安く購入出来たので使ってみました。
経験上モノクロフィルムは期限切れには比較的寛容で、適正に保管されていれば5年落ちくらいなら感度も変わらず使用できる事が殆どですが、今回のフィルムは個人保管の物でどのような環境で保管されていたのかもわからなかったので、保険としてちょっとオーバー目のEI320として使用してみました。
Lady Grey B&W 35mm ISO 400の値段、購入方法、注意点
このフィルムは「Lomography公式オンラインストア」で3本パックのみの販売で2,680円と1本あたり約893円程とISO400のフィルムとしてはそこそこお安く手に入りますが、箱には「made in Czech Republic」と記載がありますので、中身はおそらくフォマパン400かと思います。フォマパンだとすると1本800円程で購入出来るので少し高く感じますね。
注意点として現像データについてはLomographの公サイトで見ることができる現像データは以前のUSA製の頃(現像データを見る限りT-MAX400と同じ?)なので注意が必要です。
今回チェコ製ということで、D-76 1:1 フォマパン400のデータを参考に処理しました。
撮影機材
- PENTAX LX 後期
- smc PENTAXFA43mm F1.9 Limited
使用フィルム
- Lady Grey B&W 35mm ISO 400
使用薬品
- D-76
- クエン酸水
- FUJIFILMスーパーフジフィックス
- FUJIFILM QW
- FUJIFILM DW
現像データ
- D-76 1:1 20℃ 13‘00(60/60/4)
- クエン酸水
- スーパーフジフィックス5‘15
- QW
- 水洗い
- DW
作例
どうでしょうか?
アンダー気味でちょっとシャドーが潰れ気味で、粒状感もかなり出ています。
中身がフォマパン400なのであればARISTA EDU 400とも同等のものかと思いますが、やっぱり手持ちのスキャナーとの相性は余り良くないように感じました。
ベース面の色味の関係なのか、スキャンするとややモヤッとした感じになってしまいます。
それと中身が本当にフォマパン400なのであれば実効感度は400無いと思います。
最後に
色々なモノクロフィルムを使って来ましたがこのフィルムに関してはそんなに特徴があるフィルムではないように感じました。
良くも悪くもトラディショナルタイプの普通のモノクロフィルムといった感じです。
但し、このフィルムも、実効感度がISO400は無いように感じますし、個人的にはコントラスト高めが好きなので良いのですが、シャドー部分の潰れが少し気になりました。階調豊かなグレートーンがキレイな類のフィルムでは無いと思います。
勿論これらの感想は使う現像液、撹拌方法、現像時間、温度等で変わってきますので。処理方法によってはキレイなグレートーンを出せるのかもしれません。
カラーネガフィルムはISO400のものは36枚撮りで約1,600円〜になってきていますが、モノクロフィルムならまだ1本800円台で購入出来るのは助かります。
自家現像をすればもっとコストが抑えられますし、色々試して、好みのフィルムと現像液の組み合わせや処理を試せるのも楽しいですね。
今度このフィルムを使う機会があればまた色々試して見たいと思います。
最後まで見て頂きありがとうございました。