こんにちは「Kio」です。
今フィルムカメラ界隈では以前から開発がアナウンスさせていた「PENTAX 17」の話題で持ち切りだ。
実売価格約80,000円のこのカメラ、、、
正直めちゃめちゃ欲しい、、、
今の時代新品でAEが使えるハーフカメラというだけで買ってしまいそうになるが、今家にはハーフカメラは8台もある、、、
PENTAXを応援したい気持ちもあるが、そんな理由でちょっと躊躇しているんだよね。
そんなこと言いつつ、しれっと使っていたら鼻で笑ってほしい(ΦωΦ)
さて、今回の記事はペンタックス17の発売が決まった記念で、前回に引き続きちっさいカメラの話だ。
前回、絶滅したフィルム16mmフィルムを使うカメラ「マミヤ-16オートマチック」の紹介と写真を紹介した。
この記事の中の最後に書いたが、マミヤ-16オートマチックの弟分であるこのカメラ。
前回のマミヤ-16オートマチックに比べて上面はシンプルな「マミヤ16 デラックス」で写真を撮ってきたのでそちらの紹介。
ぜひ最後までご覧下さい。
自作の16mm フィルムカッターで35mmフィルムを切り出す。
前の記事でも書いたが、今この16mmフィルムカートリッジは販売していない。
そこで自作した16mmフィルムカッターの出番。
35mmフィルムを刃の先にプスッと刺し、押さえながらフィルムを引き抜くとあら不思議!
このように16mm幅のパーフォレーション無しのフィルムが出来上がる。
コレは35mmフィルムの真ん中だけを16mmで1本だけ切り出してあるが、刃の間隔を調整する事で36mm幅のフィルムから16mm×2=32mm、36mm-32mm=4mmで真ん中で切り取れれば、35mmフィルムから2本(2列)取ることも可能だが、その際はパーフォレーションまで写り込む感じになるので注意。
少し話が逸れたが、この16mmに切り出したフィルムを45cmの長さにカットし、専用のカートリッジにダークバッグ内で入れれば20枚撮りフィルムカードリッジの完成だ。
今回はモノクロMARIX200を使って16mmフィルムを切り出している。
マミヤ16デラックスについて。
ここでカメラの紹介。
マミヤ16デラックスの発売は1960年。
今年で約64歳のカメラで、前回紹介した16オートマチックから1年後に発売されている。
16オートマチックが如何にもメカメカしい雰囲気だったのに対し、16デラックスは露出計も無く、ダイヤル類もむき出しになっていなく、かなりシンプルでスッキリしたデザインとなっている。
レンズは25mm F2.8のマミヤセコール。
SSはB、1/5〜1/200でFは2.8〜16。
ピントは目測式で0.3m〜∞
露出計は無く、16オートマチックの特徴の一つである折り畳み式のファインダーは廃止され、ファインダーは露出計が付いていた場所に組み込まれている。
露出計が無くなった代わりにパララックス自動補正機能が追加され、ピント距離に合わせてファインダーが動く仕組みだ。
レンズには簡単に交換できるイエローフィルターも内臓されている。
操作性も16オートマチックとは少し変わっていて、16オートマチックがボディー上面に操作性が集中していたのに対し、16デラックスはボディー上面にはシャッターボタン、後ろに巻き上げ、シャッタースピード変更ダイヤル、ボディー左に絞り変更ダイヤル、右にフィルムカウンターダイヤル、ボディー下部にピントダイヤルとフィルターのスライドがある。
個体差もあるかもしれないが、16オートマチックは巻き上げが「チリチリチリ」といった感触があるのに対し、16デラックスは「ヌルヌル」と巻き上がる感じがする。
全体的に見て16デラックスの方が造りも機能も簡略化されている。
2台共スローが粘り気味だったので分解してガバナーをベンジン漬け、注油し整備したが、16デラックスは使っているネジも少なく、分解も楽で、そもそもの造りが全く違っていた。
このカメラの1番の謎は、ボディーには一言も「デラックス」って書いてないんだよね(;・∀・)
そして何がデラックスなのかもわからない、、、
しかし、16オートマチックより僕的には持ちやすく、なぜか使い勝手はこっちの16デラックスの方が良く感じる。
見た目的にもメカメカしい16オートマチックと、110カメラの様なスッキリとした見た目の16デラックス。
搭載しているレンズが同じなので出て来る写真は一緒だが、その時の気分で使い分けるのも楽しそうだ。
次は現像データと写真。
マミヤデラックスで撮った写真と現像データ
フィルムはモノクロMARIX200
Rodinal 1+100 22℃ 50min 静止現像
VALOI easy35スキャン
ライトルームモバイル反転現像
写りの感想や使用感
流石マミヤセコールといった写り。
しかしロジナールは静止現像しても粒状感が多目に出るので小さいフォーマットと合わさり昭和感がある何とも言えない雰囲気の写真となった。
目測式だが大体絞り込んで使うので散歩スナップでは余り距離を気にすることなく使える。
全体的な使用感も16オートマチックとほぼ変わらない感じ。
むしろ露出計が付いていなく、構造もシンプルで、16オートマチックには無いフィルムカウンターダイヤルも付いているし、ファインダーを出す必要が無い分撮りたい時にサッとポケットから取り出して使うのには良いのかもしれない。
オマケでその後カラーで撮影した分も数枚。
Kodak VISION 3 50D/MARIX C-41自家現像
カラーの発色も素晴らしく、マミヤセコールの素晴らしさがわかる。
さいごに
最近ハマっている16mmのちっさいカメラシリーズも2台目となった。
この勢いで次はミノルタ16Psを使ってみようかと思っている。
最近やっとミノルタ用の16mmカートリッジの未開封を手に入れたので使う事が出来そうだ。
本当は巻き直してVISION 3 50Dを使おうと思ったが、未開封のフィルムカートリッジなのでそのまま使ってみたい。
しかし、1983年期限の41年期限切れの未開封のフィルムなので、かなり不安だけど、折角だから久々に【期限切れフィルム実験】してみようかと思う。
さて、ちゃんと像は出てくれるのか????
最後まで見て頂きありがとうございました。
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