【フィルム散歩】ロモクロームカラー’92 現像について

【フィルム散歩】

こんにちは「kio」です。

先日書いた「ロモクロームカラー’92レビュー」

本当に沢山の人たちに見て貰ってるみたい。

やっぱり完全新規のフィルム発売ってのはフィルムカメラ界隈では大きなニュースだったんだね。

そして、若い子にも人気の「ロモグラフィー」から発売ってので、より大きな反響だったと思う。

このフィルム、発売当日にあっという間に売り切れちゃったみたいだけど、今は公式オンラインショップでは在庫もあるみたいだし、定期的に入荷するみたいなので是非一度使ってみて欲しい。

→ロモクロームカラー’92公式オンラインショップ販売ページ←

今回は、前回ロモグラフィージャパンさんから提供頂いた物とは別に自分でも購入したこのフィルムを使って散歩スナップして来たので見て欲しいと思う。

ロモクロームカラー'92
ロモクロームカラー’92

そして、現像についても書いて行くので、是非最後までご覧ください。

ロモクロームカラー’92の特徴、値段のおさらい

まずはこのフィルムの特徴や値段をおさらい。

  • 「ロモクロームシリーズ」らしいドラマティックな描写
  • 「青」に特徴があり、全体的に青味が強調される
  • 全体的な彩度は控えめだが、コントラストはしっかりあり、特定の色がこってり濃く出たり、独特のカラーシフトが楽しめる
  • 室内人口灯下でも極端な色転びは少なく、自然な感じに写る
  • 粒状感はLomo CN400と比べ多め、特に暗部に多めに乗る
  • シネマ用フィルムの加工では無く、ロモグラフィーオリジナルの乳剤を使用した完全新規のカラーネガフィルムで一般的なカラー現像(C-41)が可能

値段は36枚撮り1本 1,680円

ISO400のカラーネガフィルムとしてはおそらく最安クラスだと思う。

ロモクロームカラー’92散歩スナップ写真

使用カメラ:ニコンF2フォトミック

使用レンズ:フォクトレンダーNOKTON 58mm F1.4

現像、データ化:カメラのキタムラ(富士フロンティア)無補正

こういう物もなんだか良い雰囲気になる
色は少し彩度は低めだけどコントラストはしっかり
アスファルトとスニーカー
奥さんの手と花を多重露光
室内でミニカーを撮影 やっぱり赤も特徴があるね
青空
制服の販売店のショーウィンドゥ
頂いたお花をドライフラワーにしてみた。結構うまくいったね
落書き
コカ・コーラの倉庫?なのかな
百日紅(サルスベリ)の花。難しい漢字なんだね
ガラスに写った僕の足
どこぞやの店
愛機のローライ35
ゼルダに夢中になっている奥さんの頭にバナナ乗せてとってみたよw
前回よりも人肌の青味は抑えられている気がする
よく見ると耳をケガしてるね
もう一枚
ネコさん撮影会
川原にあった鳥居みたいなやつ
捨てられたオロナミンの瓶
PM5時の曇り空
上と同じタイミングで縦

散歩スナップ沢山見て貰ったんだけど、前回は発売前のサンプルだったので、撮影済みのフィルムはロモグラフィージャパンさんに送って現像、データ化をして貰った。

ロモグラフィーさんがどのメーカーの現像機でデータ化したかは聞いて無いんだけど、前回のレビュー記事の写真と比べて、「青味」はやや抑えられている印象だね。

そして、使ったレンズの違いもあるのかもしれない。

人肌も前回よりはやや自然な感じになっていると思う。

ただ、独特の発色、彩度、コントラスト、多めの粒状感はそのまま。

上記の写真たちは富士フロンティアで処理、無補正なので、参考にして貰えればと思う。

現像について

上記でも少し触れているけど、

カメラのキタムラ(富士フロンティア)で当日仕上げで現像、データ化可能。

まぁ、ロモグラフィーの「ロモクロームシリーズ」はキタムラでの現像は沢山して来たから余り心配はしてなかったんだけど、結果全く問題無く現像して貰えた。

でも、僕が現像したキタムラはもうずっと通っている馴染みの店舗だからアッサリ現像受付してくれたのかも。

店員さんにとってはこのフィルムは発売されたばかりの見慣れないフィルムで、乳剤の色も通常のカラーネガフィルムとはちょっと違うから、人によってはちょっと怪訝そうな顔をする方もいるかも。

ロモクロームカラー'92の乳剤の色
ちょっと黄緑が掛かったような乳剤の色

そんな時は

  • ロモグラフィーから最近発売された、C-41現像可能なカラーネガフィルム
  • 所謂エフェクトフィルムの部類では無く一般的なカラーネガフィルム
  • シネマ用フィルムのカーボン層を除去したフィルムでは無く、ロモグラフィーオリジナルの乳剤を使っているフィルム
  • スプールはテープ止めでは無く、差し込み固定

という事を伝えた上で、現像をお願いしてみよう。

それでも「受付られないよ」

と言われたら、粘ってもしょうが無いので別の店員さんに聞いてみるか、おとなしく別店舗でお願いした方が無難だと思う。

因みに、ロモグラフィーの公式にも以下の文が掲載されている

全てのロモグラフィーのカラーネガフィルムはC-41/CN-16現像に対応しています。 他のカラーネガフィルム同様にミニラボで処理が可能です。※店舗(現像所)によって所要時間や対応フォーマットが異なりますので、詳細については各店舗まで直接お問い合わせください。

ロモグラフィー公式HPより引用

まとめ

日本で一番多く使われているであろう「富士フロンティア」で現像、データ化無補正の写真を見て貰ったんだけど、同じフィルムでも使った現像機、処理で結構色味の違いがでたね。

これからこのフィルムを使ってフロンティア現像、データ化する際に参考にして貰えればと思っている。

最近ロモグラフィーもだけど、イルフォード、マリックスなんかもどんどん新しいフィルムをリリースしていて、にわかにフィルム界隈も盛り上がってきたのかな?

マリックスについてはカラー、モノクロ共にサンプル頂いているので順次フィルムレビューしていこうと思っている。

ここら辺の記事も是非見て欲しい。

最後まで見て頂きありがとうございました。

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